今回は人や環境のせいにしている人は絶対に成功出来ないという事でお伝えしていきます。
人のせいという事を例に出すなら、例えばこの近所に住んでいる人はうちのお店の味が分かっていない。だからお客様が来てくれない。
以前の私もそう思った時期があったのでそう思う気持ちも分かります。
特に料理人で働いている期間が長い人程よく陥りやすい事だと思います。
その理由の1つに飲食店経営をはじめる方のほとんどは料理を専門的でしっかり学ぶと思います。
よって飲食店の厨房をメインで働いている期間が長いと、どうしても料理人同士のコミュニケーションがメインになってしまうのでそれが当たり前、よって料理人同士だと美味しいと分かってくれるが、実際に来てくれるお客様は分かってくれないとなってしまう。
なので近所に住んでいる人やお店に来てくれるお客様は味が分かってない、だからお客様が来ないと思ってしまうのです。
ちょっと何が言いたいか逆に分かりづらくなってしまいましたので簡単にもう一度お伝えしますが、私たち飲食店経営するのに料理人に美味しい、凄いと思われる料理を作るのではなく、実際に来てくれる、近所の人や実際に来てほしいお客様(ターゲット)が来て美味しいと思う料理や雰囲気にする必要があるという事です。
他には環境のせいにする事を例に出すなら例えば2月や8月はよく言われている二八(にっぱち)でお店が暇だからしょうがないという考え。
確かに2月は12月から1月までの出費がかさむから売上が落ちると言われていますが、実際に繁盛しているお店ではあまり関係ないです。
実際の私のお店も他の月と比べてほとんど差がないです。但し2月は日数が少ないからしょうがないかもしれません。
こんなことを言うのなんですが暇な店は何月でも暇な事が多くて2月や8月になると二八だからしょうがないと思って諦めて特に何もしない。
何が言いたいかという二八は暇。環境のせいにして何も考えたり行動しない事が問題なのです。
実際の外食アンケートで「外食する回数は他の季節と変わらない」と答えた人が84.9%というデータがあります。
なので私たち飲食店経営をしている側としては二八は暇というのは極端ですが何も努力していない言い訳です。
さらに飲食店での勤務経験がある人では19.3%が二八は客入りが悪いと回答しているデータがあります。
なので二八はお客様の入りが悪いと思うのは勝手な思い込みです。
確かに私も飲食店で雇われで働いている時に二八は暇という雰囲気、風習がありました。
しかし実際は先ほどお伝えした外食アンケートで「外食する回数は他の季節と変わらない」というデータがあります。
なので二八は暇という事は言い訳、環境のせいとまずは気が付いて努力をすべきです。
なので今回は先ほどお伝えした人や環境のせいにしない考え方についてもう少し細かくお伝えしていきます。
目次
環境のせいにして勉強も行動もしないから成功出来ない
先ほどお伝えした2月や8月、二八は暇だから売上が低くてもしょうがないと思い込んで諦めて何もしないから成功出来ません。
よくないパターンだと2月8月はしょうがないから次の月、3月になればお客様が戻ってくるから何もしないでただ耐える、待つという考えが一番危険です。
そういう考えのお店だと2月が過ぎて3月になっても売上が伸びる事はあまりないです。
今まで何度もお伝えしましたが、売上を上げる努力、行動をして実際に数字として出てくるのは3か月後以降です。
もちろん二八が忙しい事に越したことはないですが、暇だからこそ出来る事が沢山あります。
例えば新しい料理や飲み物の開発だったりスタッフ教育。他にはお店を綺麗にする。繁盛店の勉強など。
先ほどの話に戻りますが、二八は暇だからしょうがない、翌月にはお客様が来ると勝手に期待だけしているお店と、二八はお店暇な日があるかもしれないから勉強したり、お店を実際に綺麗にしているのでは大きく差が出ます。
そんなお店をちょっと綺麗にしたり、メニューを変えただけで上手くいくのだったら誰でも上手くいくと当たり前の事を怠るお店は絶対に成功する事はないです。
飲食店でやるべき事は沢山あります。
先ほどの繰り返しになりますが、新しい料理や飲み物の開発だったりスタッフ教育。
他にはお店を綺麗にする。繁盛店の勉強など。
もちろん全て完璧にやろうと思って出来る事ではないです。
実際に私のお店でも出来ていない所が沢山あります。
それでも繁盛店とそうでないお店とでは先ほどお伝えした内容で出来ている所の割合が違います。
繁盛店なお店程、先ほどお伝えした当たり前の事を当たり前に出来ている所が多いです。
野球に例えるなら成果を出し続けていたイチロー選手がなぜ年間通して良い成績が出せたかというと日々練習の積み重ねを怠ずにコツコツと毎日続けていたからです。
それと同じく、飲食店経営も当たり前の事を当たり前にコツコツと行い続けていくから成果が出るのです。
先ほどもお伝えした通り、努力し続けてもすぐに売上が上がる事はほとんどありません。
実際の売上、成果として出るのが3か月以降です。
ほとんどの人が1日だったり3日坊主だから成果が出る事がまずない。
最初の話に戻りますが二八は暇だからしょうがない、来月にはお客様は自然と戻ってくるという安易な考え方になってしまい何もしない。
そこで売上が上がらず落ち込んでしまい、しまいには人や環境のせいにしては絶対に成功する事はないです。
人を変えるより自分を変える方が圧倒的に成功出来る
人を変えるより自分を変える方が簡単と聞いた事がある方がほとんどだと思います。
これを先ほどの例に当てはめるならお客はうちのお店の味が分かっていないという考え方ではなく、お客様に美味しいと分かる味だったり値段設定、メニューの名前、表現方法を変えるのです。
もっと言いますとそのお客様にも好みがあります。なので普通に考えるとお店、飲食店に来てくれるお客様は男女問わず10代から80代位まで来てくれる可能性があります。
男女問わず10代~80代位の全てのお客様が美味しいと思ったり値段設定、メニューの名前、表現方法などしっくりくる事はまず無いです。
だから今まで何度もお伝えしていますがお店のコンセプトとターゲットをしっかり決める必要があります。
なので極端ですが例えば量の多いデカ盛りのお店というコンセプトのお店で60代以上のお客様をターゲットにするのはちょっと的外れです。
なぜなら60代以上のお客様で沢山量を食べたいというお客様の割合が圧倒的に少ないからです。
逆に60代以上のお客様をターゲットにするなら抽象的な内容になってしまいますが少しずつの量で美味しい物を提供などにした方がお客様は来てくれるはずです。
なのでデカ盛りのお店をコンセプトにする場合は10代~40代位までをターゲットにしてその10代から40代位までの方が利用しやすい立地だったりお店の内装、他にはメニューの名前だったり価格を決める必要があります。
更に深掘りするならデカ盛りでも高級食材をふんだんに使いたいから値段をちょっと高めにしようと考え、だったら30代のお金持っている人をメインターゲットにする。他には月1回、ちょっと贅沢な外食にしたい人向けにするなど考えていくのです。
自分がこういったお店をしたいと思う前に今の世の中、実際にお客様が求めているお店はどういったお店なのかを俯瞰して考える必要があります。
これが人を変える前に自分を変える方が圧倒的に成功しやすい理由です。
なので例えばこの立地だったら気軽に飲めるお店が少ないからオープンしたらお客様が来てくれると考えたり、逆にこのエリアで立ち飲みが多くどのお店も流行っている感じだから、うちもそれに似たお店を作っておこぼれを頂こうという戦略もあります。
以上今回は人や環境のせいにしている人は絶対に成功出来ないという事でお伝えしました。
まとめ
場所が悪い、働くアルバイトが悪い、周辺に住んでいる人や通る人がほとんどいない、人や環境のせいにしては絶対に成功出来ない。
飲食店経営の努力の成果は3か月以降に出る事がほとんど。
お店を利用してくれるターゲット、客層にあったサービス、クオリティ、クレンリネスを高める事が出来ればリピート率が大幅に高まる。
人、お客様を変えるより自分を変える方が圧倒的に早く成功出来きます。
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