居酒屋経営は数百万円単位の初期投資が必要になってきます。
「失敗したらどうしよう」と不安にならない方がおかしいと思います。
私は学歴も無いし不器用だったため、安月給な会社でも辞めたらもうどこも採用してくれないのじゃないかと不安で、会社を辞めるときが一番緊張しました(笑)
今では安定して稼げるようになったので安心ですが、過去最大の失敗談を改善点を交えてお伝えしようと思います。
目次
調子に乗った2店舗目
運よく1店舗目の出店に成功した私は更に大きな借金を抱え2店舗目の出店をしました。借金の保証人は父。
駅近くの一当地で必ずお客さんも来てくれるだろうと居抜き物件を購入。
完全に調子に乗っていました。
本来やらないといけないチェックやシミュレーションを怠って、何かに急かされるように焦るように出店。
今思えば当然だけど、わずか数ヶ月でお店を閉じることになりました。
残ったのはうまくいっている1店舗目と膨大な借金。お先真っ暗とはまさにこのときのことを言うのだと思います。
惨め・・・辛い・・・逃げ出したい・・・そんな言葉が寝てても頭を過ぎります。
以前勤めていた飲食店の社長などにアドバイスを頂きながらなんとか借金を返済。1店舗目の利益が出ていたのが幸いだったと思います。
それからは、初心に返り不動産の相場から顧客層の調査などを行い、身の丈に合った2店舗目を出店。
それからは少しずつですが売上げを伸ばし店舗数も増え今に至ります。
原因
- 1店舗目がうまくいったことによる過信
- 身の丈にあった投資ではなかった
- スタッフ育成期間の短さ
対策
- 居酒屋出店に必要な不動産などのチェックを、チェックシートを作成し全て行う。
- 1店舗目の利益でカバー出来る程度の次店舗の出店を検討し、最悪のパターンを想定したシミュレーションを行う。
見栄をはっておしゃれな店を出した結果
これは私の友人が実際に行った失敗談です。
彼は小さなバーを出店しようとしていました。客席は15席程度。
これからビジネスを始めるというときは「リスクを限りなく小さくする」というのが私の持論です。彼の場合小さい店舗で家賃も相場より安く良い物件を見つけたなと思いましたが、問題はその後でした。
出店前に伺ったときのこと。内装費を極力少なくするために自分で出来るところは自分でやって偉いなと思ったのですが、よく見るとエアコンがやたら新しい。
どうしたのかと問うと、エアコンとトイレと冷蔵庫は最新式の新品を導入したとのこと。それを自慢げに私に話してきました。それだけで150万円ほどかかっていました。
それはダメだと注意をしたが彼の耳には届かず。結局オープンを待たずに閉店しました。
原因
内装に拘るのはいいが、限度がある。友人が来店したときに「きったねー店だな」と言われるのが彼のプライドが許さなかったのだと思います。
今回の原因はプライドです。それと自己資金に対する計画の甘さ。
対策
どんなビジネスもそうだと思うけれど、プライドはビジネスを邪魔する場合が多いです。
最初は可能な限り初期投資を減らしたほうが絶対に良いです。
だからと言って汚くてもよいわけではありませんが。最低限の清潔感は必要です。
完全に調査不足
これは以前HP(ホームページ)を作ってもらおうとHP制作の一括見積サイトで見積をしたときの話です。
一括見積サイトは便利で複数の業者にまとめて見積もりを依頼できるサイトです。
これを利用すると相場が見えてくるので便利です。
私のときには5社から返事が来ました。
HPなんてちょっとデザインがきれいかどうかの違いだけだろうから安いところにしようと思い、一番安い33万円のところに発注しました。
33万円は今では高く感じますが、10年前くらいはかなり安いほうでした。
さっそく依頼し、メールでやり取りをしつつ3週間ほどで完成。
これでばんばんHPを見たお客さんが来るぞ!!と思っていましたが全然来ず。
HPのアクセス数を見ても全然ありませんでした。
どうもYahooやGoogleから検索で上位に表示させるためのSEOという対策が必要だったみたいです。
値段の高い業者はこのSEOについても調査して対応してくれるようでした。
正直パソコンの苦手な私はどうしていいか分からず、制作してくれた会社に問い合わせてもものすごい値段の見積が返ってくるだけ。他の業者に依頼したほうが安かったかも。。。
HPはアクセスが無いとただの不良在庫のようなものですから完全に損しました。
原因
苦手な分野に対し勉強を怠っていた。
対策
HP制作に限らず、居酒屋経営というのはたくさんの業者と繋がりを持ちます。
このときに自分が何も分からないと業者の言いなりになってしまうので、多少は自分でも勉強なければいけない。
まとめ
他にも失敗はたくさんありますが、特に私のなかで学びが大きかったと思う失敗を書き出してみました。
最近では、経理について失敗してしまったのですが、それは現在進行形のためまた機会があれば書いてみます。
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