居酒屋で開業したいが絶対失敗したくない。
定年後、細々と居酒屋を経営して老後を過ごしたいとお話を聞きます。
居酒屋経営なんて簡単、そんなに利益なんて出ないと分かっているが一度は挑戦してみたい。
そこで退職金を1000万使って経営。
そもそも夢の為ということで無くなっても良いという軽い気持ちで経営したのですが…開業後、たった3ヶ月後にその1000万を使い果たす。
そしてお店を経営すればするほど赤字が出る。
人件費は自分だけだったら何とか0円で我慢ができる。
しかし家賃や食材の支払いなどは必ず毎月発生。
このままでは老後の資金を食いつぶしてしまう…辞めるにも賃貸借契約を解除するにはスケルトン返しにしないといけない。困った…。ということがあります。
スケルトン返しとは、賃貸借契約後は元の状態に戻さなければいけないということです。
一度作った居酒屋をスケルトンに戻すのは約10坪200万円と言われています。もちろんスケルトンの内容で金額が前後します。
このようなことが起きないようにするためにも準備8割本番2割という言葉があります。
考え過ぎも良くないですが、失敗するリスクを極力減らす為には勉強と準備をしっかりする必要があります。
目次
1000万円以上借金をして失敗した体験
私は、1店舗出店した後、半年後にもう1店舗出店をして失敗して借金が大きく残りました。
1店舗目が簡単に上手くいった(実際は運がよかっただけ)。
2店舗目も何も考えずに経営し失敗。
何も考えずに勢いで出店するとこういったことは簡単に起こります。
準備することの重要性
居酒屋経営する為の準備が出来ていたつもりだった。
しかし周りからの意見を聞かれると全然準備が出来ていないと指摘されていたが後に引けない状況だった。
一度賃貸借契約を結ぶと解約など出来ない。
解約しても損失確定。
損切りできないからどんどん損失が膨らむ。
お店を開業する前に資金繰りやここまで損失がでたら撤退するなど事前に計画を立てておきましょう。
店舗選びはじっくりゆっくり
店舗選びですが、期限を決めてオープンする以外は働きながらじっくりゆっくり決めることをおすすめします。
居酒屋の場所は一度決めると移転するのに莫大なお金がかかります。
家賃も含めて一度決めた金額は交渉して下げる以外は変えれません。
家賃が思った以上に高いと後々後悔したり、思ったより良い場所ではなかった、お店の形が悪いなど働きづらい。
なのでじっくりゆっくり決めましょう。
ターゲットとコンセプトを明確にする
ターゲットとコンセプトを明確にする必要があります。
なぜなら居酒屋は日本全国どこにでもあるからです。
居酒屋の差別化をしないと利用してくれるお客様に選ばれないからです。
お客様も今日は家族で居酒屋を利用したい、デートで利用したい、仲間内で気軽に楽しみたいなど日によって利用目的が変わってきます。
ちゃんと選ばれないと利用してくれるお客様がいません。
その「今日はみんなでワイワイ気軽に行きたいからここに行こう」というように1つの理由に当てはまるお店にしましょう。
近年、たまたまお店を見つけて入ってみようという人はほとんどいなくなりました。
居酒屋を探してたまたまお店を発見。
何のお店だろうと思いお店の前で検索。
そして自分に合わない、求めていないお店だったら入るのをやめる。
そうならない為にもネット上やお店の前でも居酒屋のコンセプトをきちんと明確にする必要があります。
最初は小さく!お金をかけすぎない
居抜物件を使えば初期投資を抑えてお店をオープン出来ます。
スケルトンの物件から居酒屋をオープンしようとすれば約10坪で約1000万円位かかります。
居抜物件を使えば半分以下に抑えることが可能です。
実際に300万円以下で出店したこともあります。
書籍ではなく実際に成功している人から学ぶのが一番
書籍だけで見て実践して成功している人がいたらこの世の中の人は成功者だらけです。
もちろん書籍を見て勉強も大事ですが、実際に成功している人から学ぶことが一番大事です。
そして学んだことを実践すること。
実践すれば失敗するか成功するか自分で体験することができます。
その体験が経験になり、成長することができ、更なる成功にまた一歩近づきます。
まとめ
・居酒屋経営はオープンするときに大きな金額が必要になり、何も考えずにオープンしてしまうと赤字店舗が完成して毎月赤字が発生してしまう。そうならないためにもきちんと準備をする(準備8割本番2割)
・働きながら店舗探しをし、お金を貯めながら居酒屋スキルを学ぶ
・ターゲットとコンセプトを決めてから場所を選ぶ
・よほど自信がない限りは最初は小さくはじめる、お金をかけすぎない
・書籍でも学び、成功者からも学び、失敗者からも学び、学んだことを実践し自分が体験をする。その体験が経験になり成長することができる。PDCAサイクルを回し続ける。最後に成功すれば失敗ということが経験になる。終わりよければ全てよし。
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