昼はカフェ、夜はバーの二毛作経営について

今回は昼はカフェ、夜はバー経営というやり方はどうなのか?

どちらか1つに絞るべきなのか?という内容でお伝えしています。

 

近い業態で私自身、昼間はランチ営業、夜は居酒屋という業態でトータル12年経営してきました。

結論から言うと体力があるのならカフェもしくはランチタイムと夜のバー営業や居酒屋をやてもいいですし、ちょっとそんなに働きたくないというのでしたら、カフェかバー、どちらの1つに絞って営業するのもよいです。

ランチと居酒屋の営業だと仕込み時間もあるので私自身、1日16時間位働く時もありました。

20代の体力があった時期でもなかなかきつかったです。

 

もちろん人を雇って働く時間を減らしたり自分が働く時間を調整すればいいと思いがちですが、実際に働く人も私たちと同じく大変と思っています。

飲食業は人手不足だから長期間働かされるや残業代なんてほとんど出ないと分かっていて人が集まらない。

実際最近の上場企業の飲食店や売上の良い店舗は基本給、給料が良かったり残業代がついたりしている傾向があるので、営業時間を長くして人を増やし利益が残るのでしたらやるべきです。

 

しかし私たちみたいな個人、小さくはじめる場合で人をどんどん雇って営業時間を長くして売上を伸ばす方法はどうなのか?

そもそも個人ではじめる場合は働く人を確保も難しいですし、売上も上がる保障がない。

よって自分自身が長期間働ける体力があったり任せれる人材が確保出来そうな場合はカフェとバー、もしくはランチタイムと居酒屋営業をやって売上を伸ばしていく方法もいいです。

そして今後お店も増やしていきたい、店舗展開を考えているのでしたらカフェとバーの二毛作営業で人を育てながら売上を上げていく考えでいいと思います。

 

逆に長時間働くのはちょっと…、昼と夜の営業で体力にも自信がない。

この場所で営業時間を伸ばすメリットがないと思ったのでしたらバーもしくは居酒屋だけの営業でいいと思います。

 

実際に昼はカフェ、夜はバーという業態のチェーン店でやっているプロント(全国に300店舗以上あるお店)がありますし、夜のバー営業のみやっているお店も沢山あります。

もちろん昼間しか営業していないお店もあります。

よってどちらとも戦略によって経営可能ということです。

なので今回は昼はカフェ、夜はバー経営の二毛作営業のメリット、デメリットにお伝えしていきます。

カフェ、夜はバー経営のデメリット

営業時間が長く働く時間が長くなってしまう事です。

この記事を見ている方は個人で1店舗をはじめる、お店の経営者自身がお店に出て経営する方がほとんどだと思うので、朝から夜まで働き続けるのは最初はいいかもしれせんが後々辛くなる事があります。

そして飲食店経営は現場だけの仕事だけをやっていればいいわけではありません。

帳簿をつけたり、確定申告、法人だったら決算。

もちろん専門家の税理士にお願いしても問題ありませんが、それでも少なからずやるべき事が発生します。

お店の営業で頑張って税金や保険などの手続きも考えたりするとさすがにハード、疲れが出てくると思います。

 

疲れがある状態でお客様と接しても最高な接客や料理を提供する事も難しくなりますし、笑顔、愛想よく働く余裕もなくなってきます。

だったらカフェもしくはバーのどちらかに1本に絞って集中して営業した方がお客様の満足度も上がり徐々に売上を上げていく事が可能。

カフェとバーを両方やりたい方は18時間続けて働けれる方以外は最低でも任せれる人が2人以上必要です。

 

例えばカフェを朝7時から営業するとした場合と、17時からバーの営業だった場合は朝7時から19時までのスタッフと12時から24時まで任せるスタッフを配置。

上手く仕事を分担することが可能です。

お店が忙しくなればその忙しい時間帯にアルバイトを採用すればいいのです。

 

そうはいっても採用したスタッフがすぐ辞められたり、長続きしない。

と思っている方はこちらの記事を参考にしていただけたらと思います。

≫ なぜ飲食店は人材不足になるのか

 

よって1人でお店を立ち上げる場合はカフェかバーのどちらか1つに絞る方が良いと思います。

もちろん任せれるスタッフが見つかればカフェかバーの両方出来ますし、逆に最初は1つに絞って余裕が出てきてからカフェとバーをはじめるでも問題ないと思います。

カフェとバーを営業する二毛作営業のデメリットは営業時間が長くなって疲れてしまい、余裕が持てなくなるということです。

昼はカフェ、夜はバー経営のメリット

昼と夜の営業があるから売上を上げやすいというメリットがあります。

他には食材の回転率があがり、食材ロスを減らしたり、美味しい状態で料理を提供しやすくなる。

あとは昼のお客様が夜も利用してくれると期待しそうですが、実際私の経験を含めて昼間来てくれるお客様は夜に来てくれる割合は100人中1人、1%位でした。

 

しかし実際は昼間来てくれたお客様が夜に来なくても夜はバーという落ち着いて飲めるお店とそのお客様の知人に宣伝してくれる事もあります。

長い時間営業しているとお店の前を通る人にこのお店は昼はカフェで夜はバーと知ってくれて一度利用してみようと思い、お客様として来店してくれる事があります。

 

そこで今まで何度もお伝えしているSQC(サービス、クオリティー、クレンリネス)の点数が高ければ自然とリピーターが増えたり口コミでまたお客様が来てくれます。

そしてリピーターが増えて、売上も徐々に上がり、お店のファン(お客様)でお店の宣伝、SNS(フェイスブック、ツイッター、インスタ)などでやってくれることもあります。

それを見た方がさらに来店。

どんどん売上アップという感じです。

 

「そんな上手くいくはずがない!!」と批判されたり「そんな地道な事なんて出来ない!!」とめんどくさがったりやらない、諦めてしまっては飲食店経営には向いていないかもしれません。

どのお店も先ほどお伝えしたことを当たり前にコツコツとやっているから繁盛店になったりしますし、逆にやっていないお店が繁盛する訳がないです。

繁盛しているお店の努力は見ている側としてはなかなか伝わらないのです。

野球に例えるならプロの野球選手も日々厳しい練習をこなしていざ試合でプレイしている所しか見れないと同じく、飲食店経営も営業時間前の準備や戦略を常に考えお客様に満足してもらうために日々努力をしていますし、お客様として利用する場合はその努力が見れないのがほとんどです。

 

他に今の時代にあった戦略を取り入れるならシェアで経営する方法もあります。カフェとバーでオーナーが2人いるという方法です。

1つの店舗で家賃をシェア、ざっくりですが家賃が半分になったら経営もしやすくなります。

他にはバー経営していて昼間は場所貸しにする方法でも有効です。

 

どっちにしても共同経営に近い感じなのできちんと書面を交わしてお互い納得、協力し合う関係が必要です。

戦略的な話になってしまいますが、カフェとバーは両方とも仕入原価が安い業態なので一般的には儲かりやすい反面、コンビニやマクドナルドの100円コーヒーの存在がありますので差別化してスターバックスみたいに高くても売れる戦略が必要になってきます。

差別化に関しては今までの記事にまとめてあるのでまた聞き流すや読んでいただけたらと思います。

カフェとバーを長時間やるメリットは1つの場所で大きく売上を上げれる事が可能ということです。

まとめ

ガッツリ稼ぎたい、体力があるのならカフェもしくはランチタイムと夜のバー営業や居酒屋をやるべき。

営業時間が長くてもその分、利益が出る、人件費を掛けて営業する価値がある場合はやるべき。

体力に自信がない、場所的にダラダラと営業時間長く営業する価値がないと思ったらどちらか1つに絞るべき。

シェアで飲食店を経営する方法もある、その時はきちんと書面を交わしてやるべき。

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