今回は個人飲食店や個人居酒屋経営で成功する為にはお金に執着してはいけないという事でお伝えしていきます。
商売はお金を稼ぐ為にはじめる、だったら1円でも売上を伸ばし、1円でも経費を抑える、お金に執着すべきという気持ちも分かりますが、お客様として飲食店を利用したい時に商売っ気がありすぎると次また行こうと思えなくなってしまいます。
例えばこういった個人飲食店が2つあったとします。
1つ目が1円でも売上を高める為にどんどんお勧め商品や単価の高いお酒を勧める。
2つ目に逆にお客様の事を考えてお店的にはあまり利益が出ない商品だけどお客様が喜んでくれるというメニューを勧めたり、必要以上に料理や飲み物を勧めてこない。
もちろん人によって考え方や求めている事が違うと思いますが恐らくほとんどの人は2つ目にお伝えした方が良いと思う方が多いと思います。
もちろん1つ目のお店でも何度も来てくれる常連さん、お互い信頼関係が出来ている状態でお勧めの商品をどんどん勧めるのはありだったりします。
飲食店を経営すると恐らくはじめて来店してくれる割合の方が高いと思います。
なので2つ目にお伝えしたお客様の事を考えて接客するスタイルにした方がまた次回の来店、リピーターに繋がる可能性が高まります。
そこで1人でも常連さんになってもらう努力をして継続的にお店を経営し続けるというのが個人飲食店の強みだと思います。
もちろん出店地域、例えば観光客が多い立地で一見さんが多い場所だったら1円でも単価を上げる事を優先しても悪くはないと思いますが、一見さんでも食べログやレッティーなどの口コミを書いてくれたり、SNSにそのお店の内容、良かったという情報を発信してくれる事があります。
そもそも一見さんは今の時代、口コミを見て利用、もしくは知人の紹介で利用する方がほとんどです。
だとすれば尚更2つ目にお伝えしたお客様の事を考えて接客、あまり売上売上とお金に執着したお店作り、接客ではない方が良いと思うはずです。
私たち飲食店を経営する場合はどうしてもお店の売上が出ないと生活が出来ない。
キャッシュアウトするとお店を継続しづ続ける事が出来ないから1円でも売上を伸ばしたい気持ちも分かりますが、個人飲食店で長く継続的に経営し続けていきたいと思ったらあまりお金に執着しない事をお勧めします。
それでも実際のお店、1円でも単価を上げる方法、お客様も売られていると感じずらい方法、戦略についてもう少し掘り下げてお伝えしていきます。
目次
メニューの表記を改善
文章で説明すとちょっと伝わりずらいかもしれませんが、メニューでお店の単価、注文してほしい料理や飲み物が大きく変わってきます。
これは実際に私が飲食店経営を12年間やっているのですがメニューの表記、表現方法、色、フォント、写真、など変更するだけで注文される内容が大きく変わりました。
なのでもし注文してほしい料理やドリンク、単価を上げたい場合はメニュー表記の改善する事をお勧めします。
簡単に説明しますが、メニュー表記が圧倒的に綺麗、見やすいのがチェーン店です。
今ではチェーン店の実際のメニューをネットで確認する事が出来ますので一度ご覧になっていただけたらと思います。
メニューの色や価格の大きさ、写真の多さや大きさなど見た瞬間に注文してみたいと思う表記だと思います。
さすがにチェーン店みたいに綺麗に作るとお金が掛かるので私たち個人飲食店経営の場合だと分かりやすい、シンプルなメニューで問題ないです。
メニューの表記に注意すべき点を上げるなら、見た瞬間に全て同じ文字の大きさだったり、おすすめメニューが載っていない、読みにくいメニューです。
少なからず私たち飲食店経営する側としては必ず看板メニュー、おすすめメニューを作っているはずです。
例えばうちのお店はから揚げが美味しいだったり、刺身に関しては毎朝新鮮な魚を仕入れているから必ず注文してほしいなど。
なのでおすすめメニューはお店側が勧めるのも大事ですが、利用するお客様が明らかに喜ぶメニュー、味はもちろん、他にはボリュームがあってこの価格という感じにする必要があります。
なのでメニュー作る場合には見た瞬間にこれがおすすめメニューと分かるように表記したりする事によって実際にその料理や飲み物を注文してくれるようになります。
ここで1つ注意点を上げるならおすすめメニューは実際に注文して限りなくお客様が注文してよかったと思わせるクオリティに仕上げて下さい。
その理由におすすめメニューを注文してこの程度だったと思われてしまうと他の料理も注文しようと思わなくなる。
そして帰り際、また次行こうと思わなくなってしまいます。もちろんSNSにアップしたり知人に紹介する事はまずないです。
こんな事を言うのもなんですが、今の時代、普通の料理をSNSにアップしてもほとんど反応しないです。
驚きの価格だったり美味しさ、ボリュームだからこそSNSにアップされて見た方がいいねを押したり、反応して沢山の人に見られてそれを見た方がまた来店してくれるという感じです。
なので実際のお店でこの料理がおすすめなのに注文してくれないと感じている場合はメニューの表記を改善する事をお勧めします。
私たち、スタッフが一押しする
メニューを改善して実際にお店側が注文してほしい商品を選択してくれるようになったとします。
それでも実際にお客様は注文に迷う事があったりすると思います。
そこで最後の一押し、私たちスタッフがおすすめするのです。
お客様はメニューを一通り見たらある程度は注文したい商品が決まっています。そこを察して私たちが勧めるのです。
もちろんお客様が注文して良かったと思う商品を勧めてください。
勧め方としては、実際に私たちが食べた感想を伝えたり、うちのお店の常連さんは必ず頼んでいますや、この時期の鯵は旬で美味しいとおすすめするのです。
先ほど分かりやすいメニューに改善すれば少なからず注文する料理は決まってくるのでそこでお客様の注文しようと思っていた、迷っていた所に料理の説明が入ってだったら注文してみようという感じです。
分かり辛いメニューから私たちが料理の説明してもそもそも注文したい料理ではないから説明を聞いても注文される事はあまりないですし、実際にお客様も売られていると感じてしまいあまり気分が良くない場合もあります。
それでもお勧めメニューは原価が掛かっているし儲けが少ないから注文されすぎてもちょっと…、これは最初にお伝えしたお金に執着しているからそのような考え方、思考になってしまいます。
簡単に言えば、個人飲食店では損して得を取れという感じです。以上今回は個人居酒屋、個人飲食店経営で成功する為にはお金に執着していないという事でお伝えしました。
まとめ
個人飲食店で長くお店を続けたい人ほどまずは来てくれたお客様に満足してもらえるようにする。
その為にもお客様が喜んでもらえるメニューを自然に注文してもらい喜んで帰宅もらう必要がある。
商売は極端ですが必ず損して得を取る戦略を取り入れている。
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