今回は集客する前にやるべき事についてお伝えしていきます。
長くなるので何回かに分けてお伝えする予定です。
お店開業したが、思ったよりお客様が来てくれなかった。
居酒屋経営を含めた飲食店経営で一番相談が多い内容です。
そこでよくあるパターン。ホットペッパーや食べログなど集客の為の広告を打ちませんか?というお店に直接電話だったり、店舗に直接ホットペッパーグルメの人が来る。
私自身、今でもお店経営していますがそういった電話が最低月に1回は掛かってきます。
今の売上では経営が厳しいから有料広告を打ってみようと契約。
しかしほとんど売上が伸びなかったという事もありますし、実際私が経営しているお店でもそういった事がありました。
では有料広告は意味がないか?と思われた方もいるかもしれませんが、お店のコンセプトや立地、他には有料広告の内容や、集客する前にやるべき事をやってからでないと意味がなくなってしまうという事です。
なので集客しようと思い、そのやるべき事を全くやっていない、出来ていないお店だと全てが無駄になってしまいます。
ようはバケツに水を汲んでも穴が空いているからいつまで経っても溜まっていかない感じです。
なので今回は集客する前にやるべき事についてお伝えしていきます。
目次
行きたいと思うお店作り
例えば、近所に居酒屋がオープンしますという事を知った場合、そのお店に行きたいと思いますか?
もちろん周り近所に居酒屋を含めた飲食店が全く無い環境だったら選択肢が無いので行ってみたいと思いますし、実際にお客様が来てくれる可能性も高いです。
恐らくこれからお店をオープンする人も含めて過去お店をオープンした方はこのエリアだったらオープンしてお客様が来てくれると思ったから開業したはずです。
しかしオープンしてみたはいいがお客様が予想より全然来てくれない。それが何日も何か月も続き場合によっては廃業に追い込まれてしまう。
そこでまず考えるべき事は繁盛しているお店、周り近所、既存のお店より魅力的ではないとまずお客様は来てくれないという事を知る必要があります。
もちろん最初は興味本位で来てくれる事もあります。
魅力的なお店といっても人それぞれ好みがあるので人によっては良いと思う内容でも悪いと判断する人がいます。
なので簡単に説明しますが、このエリアの人たちが魅力的と感じてくれて実際に来店してくれるお客様の割合、人数を予測するのです。
その為には俯瞰してこの世の中を見る必要があり、実際にお店に来てくれる人はどれくらいいるのか?どういったお店だったら来たいのか?と私たち経営者が判断する必要があります。
なので先ほどお伝えした、周り近所に飲食店が全く無い状況、ブルーオーシャンの場合は正直来てくれる可能性が自然と高まりますが、今現在の日本ではそういった場所はほとんどないと思います。
という事で先ほどの話に戻りますが、魅力的なお店、このお店だったら一度行ってみたいと思うお店のコンセプトにしないと何万人何十万人の人が見てもお店に来てくれる事は無いです。
例えば普通の居酒屋がオープンしても今まで通っているお店で十分、新しくオープンしたからといって行こうと思わない、よって実際に来てくれる事はない。
もちろん、今まで通っているお店で不満がある場合は、新しいお店に流れやすい状況です。
これを知る方法はお店オープンする場所を軸にして近所のお店が流行っているか実際に食べに行けばある程度は分かります。
例えばこの程度のお店でこんなにお客様が入っているという事もありますし、こんなに魅力的なお店なのに全然お客様が入っていない。
他にはこのお店は店主が魅力的だからみんなお店に来ていると判断する。
もちろん私たちがお店開業する時にはこの程度のお店でこんなにお客様が入っているというお店が多々ある方が出店した後にお客様が来てくれる可能性が高いです。
なぜなら人は常にお得という場所を探している。飲食店は特にそうです。今通っているお店以上に、良いお店があればお客様は流れていきます。
なのでまずは行きたいと思うお店作りにする必要があります。
むやみに安くしてはいけない
ではお得というお店にすればお客様は来てくれるということで、一番思いつく所が安くするという方法です。
正直この方法は私たち、飲食店を選択する時に一番分かりやすいですし、一度行ってみようと思いやすくなる方法です。
しかし今の時代、よく見る戦略として”安くしてはいけない!!”という内容だったり”安売りするのではなく付加価値を付けて売れ!!”という内容です。
そこでいざ開業する時にそこそこの値段を付ける。
付加価値もきちんと伝えている。
しかしお客様は全く来てくれないという相談が多いのも事実です。
その理由に全く知名度がないお店で単価が高い場合は選ばれにくいからです。
なぜなら人は新しい事に挑戦したくない、よってよほど優位性が高くないと新しい事を選択しないという心理があるからです。
その心理になってしまう理由については長くなるのでここでは割愛させていただきます。
話戻りまして、”安くしてはいけない!!”とはもちろん間違ってはないですが、それを伝える技術だったり商品力をきちんと伝える必要があります。
それがきちんと出来ていれば安くする必要はないです。
高くてもその価値があると理解してもらえてお客様が来てくれる感じです。
例えばヴィトンのTシャツが1枚10万で売っていても買う人がいますが、無名の店舗だと1万円のTシャツでもまず売れませんし、だったら安くして1000円で販売しても素材が悪いのでは?と思われてしまい売れない。
そこでユニクロというブランドがつけば1枚1000円のTシャツもどんどん売れます。
経営としてはヴィトンもユニクロも成り立っているので高くても安くても正解と判断出来ると思います。
ヴィトンは1枚10万円もするTシャツにブランド(優位性)を付けるのが上手、それに時間と労力を使っているのに対して、ユニクロの1000円のTシャツはより良い素材、高品質を安く多くの人に使ってもらう為の努力をしているから売れ続けています。
安かろう高かろうがきちんと戦略を立てているから売れるのであって、私たちが飲食店を経営する時にもきちんと戦略を経てる必要があります。
これが安くするだけではいけないという考えです。
話戻りますが、安くすればお店、特に飲食店では利用する人はイメージしやすく、一度行ってみたいと思ってくれる人が多いです。
なのでよくある新規お店がオープンするとビールが半額だったり、大幅に割引をしてまずはお客様に一度来てもらえるようにしているのです。
そこで一度来たお客様がまた次も来てみたいと思ったらまたリピートしてくれますし、割引があったから来たのであって、正規料金だったら行かないと思われてしまったらそこまでのお店、他のお店より魅力的ではないという事で改善する必要があります。
ここまでの話を聞くと、安いチェーン店も周り近所にあるし、かといって高めにすると私たち個人でお店をはじめる場合はほとんど来てもらえない。
どうすればいいのかというと繁盛しているお店、常に伸びている飲食店には共通点があります。
それについては長くなるのでまた次回お伝えしていきます。
まとめ
集客する前に行きたいというお店にしないと何万人、何十万人の人に見てもらっても来店される事はない。
お店オープンする周り、近所のお店のレベルを確認をして基本的にそれ以上の魅力的なお店でないとまずお客様は来てくれない。
安くすればまずはお客様はお店に来てくれる事があるが、安くする以上にまたリピートしてもらえるお店作りにする必要がある。
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