今回は居酒屋経営している人にしか理解しずらい内容でお伝えしていきます。
居酒屋経営するときにビールサーバーを導入するのがほとんどだと思いますが、マルチサーバーという機械があります。
もちろん知っている方でお店に導入している人は今回の記事は確認として軽く読んでいただけたらと思います。
ビールサーバーを設置する時に費用はメーカーが負担してくれるので基本的に無料で設置する事が出来たと思います。
サーバーの種類を大きく分けて3つ。
1つ目がビールだけ出せるサーバー。
2つ目にビールとチューハイ(樽ハイ倶楽部や樽詰め)が出せるサーバー。
最後3つ目がハイボールやレモンサワーなどの原価を安く出来るマルチサーバー。
このマルチサーバーとは優れ物で水道水→機械に水を通す→炭酸水が出来るサーバーです。
炭酸をペットボトルや瓶で買う必要がなく、炭酸水を1L数円で作りだせるサーバーです。
しかも冷たく冷やされた、強い炭酸が毎回提供出来る。
例えばマルチサーバーがないお店でハイボールを作る場合、1Lのペットボトルの炭酸水や小瓶を使ってハイボールを作ると思います。
しかし一度開封すると炭酸がどんどん抜けてしまう。
炭酸が弱まった炭酸でハイボールを作ると美味しくない。
炭酸が抜けた物は使えなくなりロスになってしまう。
よってマルチサーバーを導入することによって原価も下げれて、常に美味しいハイボールが提供出来るということです。
では設置するためにはどうすればいいのか?どれだけのコストが下げれるのか?
次からもう少し細かく説明していきたいと思います。
目次
マルチサーバー×から揚げ戦略
前回の記事で美味しいから揚げの作り方や原価についてお伝えしましたが、早速活用してお店の看板メニューを考えてみましょう。
以前テレビで宣伝いていたハイカラセット(ハイボールとから揚げ)をお店で売り出すとした場合。
から揚げ5個の原価率が約75円。ハイボールの原価約30円(45ccオーシャンラッキーウイスキー使った場合)
500円で販売しても原価率約20%です。500円でから揚げ5個とハイボールのセットは確かに魅力的ですが凄いという驚きまではないと思います。
よって原価率を20%ではなく50%を使えば、どうでしょうか?
おひとり様を狙った立ち飲み戦略を活用して200円でハイカラセットを提供するのはどうでしょうか?
出すぎたら利益が出ないと思った場合は客数が少ない17時~18時限定にしてもいいですし、1人1回のみと限定するのもよいです。
他には大人数を狙った戦略だと人数多ければお得戦略。
例えばハイボール人数分とから揚げ20個1000円で販売。4名様のお客様で原価42%、多く来た場合、10名様の場合でも原価60%。
そこで利益が取れないと思ったらお通しを発生させる方法もありますし、1人1品料理を注文することが条件など客数が増えてきたらいくらでも調整が可能です。
ウイスキーやお酒が苦手な方でも、レモンシロップを炭酸で割ってレモンソーダを提供しても原価約10円で作れます。
カシスを炭酸で割ってカシスソーダを提供しても原価約30円で提供出来ます。
今でもまだハイボールとから揚げは人気ですので好きな物をかけ合わせる戦略をお勧めします。
年間約57万円経費削減
先ほどの原価率を参考に簡単に計算しますとハイボールやレモンサワー、焼酎ハイボールなど1杯提供するごとに約38円の差がでます。
1日50杯ハイボールを提供しているお店とした場合1900円。
1ヶ月25日営業で47,500円の差がでます。
47500円の12ヵ月、1年で570,000円。
協賛出来ないと言われてどうにか自腹でマルチサーバーの価格50万円使って導入しても1年以内に回収できます。
導入方法
そんな優れモノすぐに導入したいと思った方沢山いらっしゃるかと思いますが、マルチサーバーを設置したいとビールメーカーに伝えれば無理ですと大概言われます。
その理由は導入コストが非常に高いからです。
普通のサーバー(約10万円)
マルチサーバー(約50万円)
ビールメーカーさんの判断にもよりますが、30坪位の居酒屋でお酒をメインに出す場合でしたらマルチサーバーを協賛してもらえます。
ある程度店舗展開していれば簡単にマルチサーバーを協賛して頂けますが最初の1店舗では無理と言われると思います。
ちなみに交渉次第で小さな個人居酒屋経営のお店でも設置することも可能です。
この方法についてはまた次回以降にお伝えしていこうと思います。
設置場所
マルチサーバーは普通のサーバーの約2倍位スペースが必要になります。
しかも水道を通す必要がありますので設置業者さんと打ち合わせが必要です。
場所を確保出来ない場合は設置が難しくなりますので事前にビールメーカーさんに相談、確認することをお勧めします。
まとめ
マルチサーバーを設置すれば炭酸を使った飲物の原価率を下げる事が可能。
原価率が下げれる戦略を看板メニューにすることによってお客様を引き付けれる事が可能。
ハイボールとから揚げが好きな方は沢山います。
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