今回は個人居酒屋経営の集客広告費についてお伝えしていきます。
私自身、居酒屋経営12年目ですが今までにお客様を集客する為の広告費を利用した時期もありました。
結論から言いますと、個人居酒屋経営、小規模のお店でお客様を集客するための広告費は掛ける必要ないです。
そうは言ってもうちのお店は駅から凄く離れているし、お店の前を通る人がほとんどいない。
他には地下にあるお店で入りずらい。
そう思った方は、まず無料広告を活用しましょう。
無料で練習をして広告の活かし方を学んでから有料で広告を打つ。
そのやるべき事を行ってから有料広告を打っても遅くはないです。
そしてどうしても有料広告だと小規模のお店より大型店舗の方が有利です。
その理由について次からもう少し細かくお伝えしていきます。
目次
有料広告は小規模のお店より大型店舗の方が有利
例えば10坪のお店と50坪のお店で広告を打つとします。
10坪家賃10万円のお店で広告費を1万円掛けると固定費合わせて11万円です。
仮に売上100万だったら広告費で1万円の1%です。
50坪家賃40万円のお店も同じく1万円掛けると固定費合わせて41万円。
仮に売上400万円だったら広告費で1万円の0.25%です。
100万円の売上に対して1万円(1%)と400万円の売上に対して1万円、単純計算ですが1/4で済みます。
よって個人居酒屋経営の小さなお店程より大型店舗のお店の方が広告に有利と分かります。
他には10坪のお店だと客席20席でせっかく広告を打ったとしてもお客様が集中してしまったら入れない。
せっかく広告打ったのが無駄になる可能性があります。
特に常連さんが多いお店で広告を打つ事によって新規のお客様が増えて常連のお客様は入れない状態になってしまってはどうなのか?
それに対して50坪のお店でしたら客数も100席前後確保できるのでお客様が集中しても取りこぼす可能性が低い。
よって店舗の広さが大きいお店が有利となり、小規模の個人居酒屋経営に不利、集客広告は向いていないと判断します。
有料広告の前にSNSを利用
それでも今の場所はお店の前を通る人が少なかったり全く目立たない場所だから1日でも早くお店の事を知ってもらいたいという方はまずSNSで発信してみましょう。
お店のホームページはさすがに今の時代ないのは厳しいです。
食べログやぐるなび、他にはRettyのサイトを無料で活用して情報を載せるだけで十分です。
入力がちょっと大変かもしれませんが必ず1つは作っておきましょう。
ツイッターやインスタにお店のURLを載せておけば少なからずお店を見てくれる人がいます。それを見てお客様が来てくれる流れです。
それでもお客様の来店に繋がらない、全く反応がないという場合はそもそも今経営しているお店が魅力的ではない、普通のお店、特別行きたいお店だと思われていない可能性があります。
例えば新しく近所に居酒屋がオープンすると知りました。
しかし、メニューやお店の雰囲気も至って普通。
何も特徴がないお店だったらもしそのお店がオープンしたり、そのお店を知る事が出来ても行きたいと思いますか?
逆にコンセプトがきちんと決まっていて、このお店だったら一度行ってみたいと思ったお店だったらとりあえず1度行ってみたいと思いませんか?
いくら広告を打っても魅力的なお店でない場合は誰も来店してくれません。
なのでまずは広告を打つ前に無料で出来るSNSを使って見た方の反応を見ていまいち反応がない場合はもっとお店の強みを明確にして、コンセプト、ターゲットをしっかり決める必要があります。
口コミの方が信用度が高い
食べログやRettyを見てお客様が来てくれる事があると思いますが、例えば口コミが全くないお店や点数が低いお店だったら行きたいと思いますか?
恐らく口コミの数や点数が高い方が行きたいと思うはずです。
なのでお店側の戦略としてはまずはお店に来てくれたお客様に満足して帰ってもらう。
その後、また何日後かにリピートしてくれたお客様には、SNSにフォローしてもらうか、発信してもらう。
例えば私たちもはじめて飲食店を利用したお店で「SNSのフォローや発信してほしい」と言われたら躊躇してしまうと思います。
そこで1度行ったお店でそのお店が好きで再度来店した場合だったら協力してもいいかなと思ったりもすると思います。
なので今までに1度でも来てくれたお客様にお願いしてみましょう。
飲食店で再度リピートしてくれるお客様は何かしらのお店のファンになっている可能性が高いので、いきなり来店してくれたお客様にお願いするよりリピートしてくれたお客様の方が行ってくれる可能性が高いです。
そこでフォローや発信してくれたらドリンク1杯やボトル1本サービスの特典を付けておきましょう。
そして今後そのお客様がまた来てくれたり、常連さんになってくれたら思った事を正直に書いてもらうという事で口コミを書いてもらいましょう。
口コミを書くのは結構面倒だと思うのでそれなりのサービスをしてあげれば書いてくれる思います。
この口コミがあるだけで実際にお客様が来店してくれる可能性が高まります。
まとめ
まずは個人居酒屋経営の小規模なお店より、大型店の方が有利と知る。
広告を打つ前にまずはお店のコンセプトやターゲットをしっかり決める。
無料で掲載出来る食べログかぐるなびかRetty、どれか必ずお店の情報をきちんと載せる。
そこでさらに無料で試せるSNSで情報を発信しながらお店のURLを載せておく。
実際に発信してみてお客様の反応を見ながら改善する。
それと同時に来店してくれるお客様にもSNSをフォローしてもらう。
常連さんには実際に感じた事を口コミを書いてもらう。
この段階でやっと有料広告を検討すべき。
お店のコンセプトやターゲットが決まってない状況で広告を打っても無駄になります。
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