プロダクトアウトとマーケットイン

今回はプロダクトアウトとマーケットインについて鴨さんが分かりやすく説明していただいた事を参考にお伝えします。

結論から言いますと私たち個人居酒屋経営や中小企業はプロダクトアウトを軸にして経営すべきです。

その理由についてもう少し細かく次からお伝えいきます。

以前はマーケットインが支流

飲食業を含めた居酒屋経営でも世の中の消費の動きはゆっくりとゆっくりと変わってきています。

昭和の時代というのはプロダクトアウトではなくマーケットインでした。

マーケットインとは世の中の市場があって、求めている人がいる所に商品を落とす事。

これがマーケットインです。

 

プロダクトアウトとは自分が持っている物をマーケットがどこにあるか分からないけど、ブアッと出して、お客様が向こうから寄ってきてマーケットが後から出来るということです。

基本的に昭和の時代のマーケティング理論は「マーケットインでビジネスをやりなさい」です。

でも時代は少しずつなんですが変わってきています。

プロダクトアウトが強くなってきている傾向にあります。

 

そして今プロダクトアウトの時代になってくる、誰が一番強いかというとオタクです。

オタクってマーケットイン出来ますか?

出来ないのです。

ちょっと極端ですがオタクは自分の興味ある事しか何もしないのです。

 

例えば日本一のユーチューバーHIKAKINで言いますと、いつもやっているiPhoneを紹介したり、部屋の紹介しているチャンネルというのは基本的にプロダクトアウトです。

そしてボイスパーカッションもプロダクトアウトです。

HIKAKINはプロダクトアウトから売れ初めています。

 

その後にマーケットインが来ている感じ。

世の中の人が求めているならiPhoneの話もしましょうみたいな。そしてハイブリッドです。

よってどちらがじゃないといけないのではなく、どちらもありです。

世の中の流れでマーケットインとプロダクトアウトがあるという事を知っておく。

 

昭和の時代はマーケットインが当たり前。

今の時代でもマーケットインもありですが、プロダクトアウトが強くなってきています。

そして私たちはほぼほぼ個人事業主や中小零細企業なんです。

 

個人事業主と大企業は、どっちが強くなってきていると思いますか?

個人事業主です。もちろん大企業は大企業でアップル、アマゾン、グーグル、フェイスブックにずば抜けて売上を伸ばし続けている大企業もあります。

大企業はプロダクトアウトにいきずらい。というかいけないのです。

 

大企業はマーケットインが得意なのです。

マーケットインしか無理です。

逆に言うと大企業でプロダクトアウトの広告を打つと凄い違和感が出ます。

どうした?みたいな。

時代に合わない発言は正しくてもバッシングを浴びてしまう

例えば元首相の麻生太郎という人が、「日本のアニメを文化にする」と発言をしました。

そうした所、大バッシング。

では今の日本のマーケットどうなっていますか?アニメ大国になっています。

世界で一番影響を及ぼしているのはアニメなんです。

まさに日本の文化はアニメになったのです。

 

麻生太郎はものすごいビジネスマンとしては優秀。気づくのが早いのです。

でも時代がマーケットインが標準だったので麻生太郎は頭がおかしいと言われたそうです。

でも今、完全にその時代が来ているのです。

よって麻生太郎は凄く優秀なのです。ビジネスマンとして。

めちゃくちゃ発想力が豊かです。先天性が凄くあります。

 

でも時代がついてこれなかっただけ。今はもう完全にそういう時代になってきています。

なので大企業の方が転換が難しいです。

私たちはいつでも転換出来る、プロダクトアウト出来ます。

そして今後もマーケットインよりプロダクトアウトが強い時代になってきています。

個人ではじめる場合は尚更プロダクトアウトが向いているのです。

 

プロダクトアウトもリスクがあります。

いらない人に向けると「何言っているんだ、こいつ」っていう「うざいんだけど」と言われる。

プロダクトアウトはモチベーションがいらない

ここで結論を言いますと、プロダクトアウトのビジネスを選択しているというのはモチベーションという言葉がいらなくなります。

要は売れそうだから頑張っている人はモチベーションという言葉が必要なのです。

どうにかしてモチベーションを上げなければ。

なので一般的に言うとちょっと難しいのですが、自分がどうしてもこの仕事をやりたいって思わない人たちばかりが入社している会社のマネジメントはいつも部下のモチベーション上げる事ばかりを考えなければいけません。

 

ところが「これしかない!!」と言っているプロダクトアウトの人しか集まっていないとモチベーションという言葉がいらないのです。

1つの例に例えるならAKB48の運営にモチベーションマネジメントはないだろうと思います。

必要ないからです。あのグループは特殊で全員事務所が違います。

 

一般的にアイドルといえば例えばジャニーズ。

ジャニーズ事務所でメンバーを組みます。

しかしAKB48は事務所がバラバラ。単なるプロジェクトです。

だからAKB48は強豪の戦いなのです。

だからセンター争いとかいうのはリアルです。演出ではありません。

 

良い例ではありませんが、仮にジャニーズのグループがセンター争いをやっているというニュースが流れてもそれは嘘、フェイク。全然盛り上がりりません。

今はリアルしか受け取ってもらわないので、AKB48は本当に戦っているのです。

命がけで女の子たちがセンター取りに行っています。

売れる為には何でもやるという子たちが集まっているのです。

 

だから完全にプロダクトアウトモードです。だからモチベーションマネジメントがいりません。

彼女たち「アイドルになりたい」のです。

「アイドルだから儲かりそう」だからやっているわけではありません。AKB48になりたいのです。

どちらかといえばマネジメントは振り落とすことです。

「お前太ったから辞めろ」と言われるから自らダイエットします。

 

モチベーションマネジメントが不要なのです。

一般的に今までのアイドル事務所というのはモチベーションマネジメントが必要だから、すごくメンタルのケアをしてあげたり、体系のケアをしてあげたりというのを事務所がやってくれますがAKB48は極めて少ないはずです。

あえて言うと落ちたらそのまま消える感じ「はいはい、次の子」ってやるので。

芸能事務所は死ぬほどある。

売れたい子は死ぬほどいるので。

 

そういうモデルの違いはあるとはいえ、何が言いたいかと言うと、自分がどうしても発信したいという思いに生きていると、モチベーションという言葉がいらなくなります。頑張るというのではなく、ただやりたいだけ。

例えで言うなら小学生がゲームをやっている状態と同じです。

小学生が言いますか?「最近ちょっとゲームやるモチベーションが上がらないのだけど、お母さんどうすればいい?」とか。

言わないですよね。

 

モチベーション下がらないです。ずっとやっていますよね?

その状態でビジネスが出来るということです。

周りに止められてもやる。

これがプロダクトアウトです。

 

売れそうだからやるのではないのです。

自分がそうやって生きていくと決めているからやるのです。

そうなってくるとモチベーションなんて言う言葉はいりません。やるしかないから。

なので居酒屋経営もプロダクトアウトでやりましょう。

 

もちろんマーケットインの戦略を取り入れてもいいです。

でもプロダクトアウトを軸でやりましょう。

その上でマーケットインもやれるということです。

これがこれからの飲食店の経営を含めた居酒屋経営のやり方です。

まとめ

プロダクトアウトとマーケットインという戦略がある。

マーケットインはモチベーションを上げる必要があるがプロダクトアウトはモチベーションが下がることはない。

プロダクトアウトは個人経営や中小企業零細企業に向いている。

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